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急性中耳炎きゅうせいちゅうじえん を何度もくりかえすのは・・・

原因

(1)抵抗力が弱い(免疫力が低い)
幼稚園児までは、細菌やウイルスから体を守る働きが弱い時期です。
なかでも2歳未満児は免疫能力が特に弱く、何度も中耳炎にかかることがあります。

(2)鼻と耳の距離が短い
顔が小さいので耳管が短く、鼻炎の細菌がすぐに耳まで到達し、中耳炎になります。

(3)薬剤耐性菌の問題:
医師も反省すべき問題ですが、これまで抗菌剤を安易に使用してきたため抗菌剤が効きにくい細菌が増えています。
また、処方された薬を副作用以外の理由で中断したり病院を頻回に変えたりすることも原因になります。

(4)保育園などの集団保育:
保育園を利用される方がとても増えました。保育園では子どもたちが細菌のやりとりをします。かぜや細菌性鼻炎にかかって、他の子にうつして、治ったと思ったらまた違う子から細菌をもらったりします。そして鼻炎の細菌が中耳炎を起こします。
これをくり返すとなかなか治らないお子さまが出てきます。

対処方法

原因(1)、(2)に関してはどうすることもできません。

原因(3)に対して:
薬をきちんと飲みきってしまうことが改善につながります。昼に薬を飲ませることが難しいなら、1日3回食後でなくても良いです。
例えば1日3回朝・夕方(自宅に帰ってから)・寝る前でも良いです。
自宅での鼻水吸引や通院での鼻処置・耳処置をうけていただくことで薬だけに頼らないことも改善につながります。

原因(4)に対して:
現実的に保育園をやめることは難しいと思います。
やめることで改善するお子さまもおられます。
可能ならば中耳炎にかかっているときは保育園を休んだほうがよいでしょう。

がんばって治療を受けてもくり返すことがあります。

ナース /

全国的にも急性中耳炎をくり返すお子さんが増えて、耳鼻科学会でも問題になっています。
このときは鼓膜チューブ留置術が必要になってきます。