口腔疾患

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口内乾燥 （こうないかんそう） (口 （くち）がかわく、のどがかわく)

  • 口が乾燥すると口の中が不潔になり、雑菌が増えます。
    すると虫歯や歯周炎になりやすくなります。
  • 口の乾燥は食事のときの飲み込みを障害します。
    また味覚障害を引き起こします。

  • 舌痛症の原因にもなります。

原因

加齢 年齢をとりますと、唾液分泌は減少します。
特に閉経後の女性では唾液量が減ります。
真菌感染 口の中でカビが増えることがあります。
薬剤による
口内乾燥		 高血圧の薬、抗不安薬、抗うつ剤、睡眠導入剤、利尿薬など。薬は中止できないことも多いです。
内科的疾患 甲状腺機能障害、副甲状腺機能障害、糖尿病、シェーグレン症候群など。
ストレス ストレスで唾液分泌量が減少することが知られています。

検査

  • 舌の真菌培養検査。
  • 採血
    腎機能、電解質バランス、炎症チェックです。
    甲状腺機能、副甲状腺機能、糖尿病、シェーグレン症候群のチェックなど。
  • 唾液分泌量測定。

治療

（1）サリベート：人工唾液スプレー

舌の上だけではなく、舌の下、ほほ粘膜に噴霧した方が口内で長持ちします。

（2）オーラルバランスなど：

市販の口腔保湿剤もあります。口にぬるジェルです。
薬局で売ってあります。保湿時間が長いので、外出中や仕事中にはとても良いです。

（3）うがい：大切です。
口のなかを清潔にたもつためです。

（4）漢方薬や唾液分泌促進剤など:
すべての患者様に使えるわけではありません。