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〒852-8131 長崎県長崎市文教町7番11
モダンパラッツォ文教プリマ 102号
ホーム > 当院の診療の特徴 > 補聴器外来
■耳鼻科・医療機関における補聴器とは
「補聴器はつけてもうるさいばかりで実際には使いづらい」等とお考えではありませんか?
これは補聴器の正しい使い方が世間に広がっていないことによる誤解です。
この2つが揃って初めて効果を発揮する器具です。
しかし決して難しいことをするのではありません。
聞こえにくい音が補聴器によって聞こえるようになり脳が刺激される、それがトレーニングになるのです。
当院の補聴器外来は補聴器を購入していただくことが目的では無く、
医療機関としてその方の聞こえを改善させ、
生活の質(QOL=Quality of Life)を向上させる事が目的です。
■補聴器が必要な理由
◎聞こえの改善によって日常がより豊かなものになります。
◎認知症の予防になります。
◎周りの方も困っていることがあります。
◎聞こえの改善によって日常がより豊かなものになります。
■補聴器の正しい使い方
補聴器を正しく使うためには3つのポイントがあります。
このポイントを知って補聴器を効果的に使用しましょう。
適切なフィッティング(個人調整)
高音(大きい音ではなくて音色です。例えば体温計などの電子音)だけが聞こえづらい方、低音(大太鼓の音など)が聞こえづらい方、全ての音色が聞こえづらい方など「聞こえ」は人によって状態が全く違います。
補聴器はその方の「聞こえ」の状態に合わせて調整する必要があります。
当院では単純に「聞こえ」の状態を検査するだけではなく、医師が診察し「聞こえ」が低下した原因まで考えた上で経験豊かな認定補聴器技能者がフィッティングを行います。
定期的なフィッテイング(個人調整)が必要
「聞こえ」は年齢と共に変化します。
このため最初にフィッテイングした状態のまま使い続けると、変化した「聞こえ」との間にズレが生じます。補聴器を効果的に使用し続けるためにも定期的にフィッテイングを行いましょう。
脳の聞こえに対するトレーニングが大切(聴覚野トレーニング)
「聞こえ」が低下した状態が続くと「音」という刺激が足りなくなり脳は衰えていきます。
脳が衰えた状態では音を正しく聞き分けたり、必要な音だけを認識したりする力が弱まります(ご高齢の方で音は聞こえるけど何を言っているかわからない場合があります)。
いざ補聴器を装用した際に「音」は入るけど「脳」の働きがついていかないことがよくあるのはそのためです。
補聴器をつけても脳の聴覚野がすぐに改善するわけではないため、補聴器をつけ始めた当初は雑音なども一緒に聞こえて使いづらいと感じます。一定期間うるさく感じることがあるかもしれませんが、使い続けるうちに「聞こえ」に関係する脳が目覚めてきて必要な音(会話など)を聞き分けられるようになり、雑音が気にならなくなります。
■当院の補聴器外来受診の流れ
補聴器は残念ながら「聞こえ」が低下している方、全員に効果があるというものではありません。
当院では補聴器を使用しても「聞こえ」が改善しないと診断した方には補聴器の購入はお勧めいたしません。
「聞こえが悪い」もしくは「補聴器を希望」で受診していただく
検査・診察の結果、補聴器の効果が期待できる場合は補聴器外来の予約
補聴器外来の初回受診
障害者自立支援法指定店・認定補聴器技能者
田 川 裕 一 /(経験年数35年以上)
と共にすすめて行きます。
補聴器外来の2回目以降の受診
初回の補聴器外来では聴力の状態から適した補聴器を選択し、フィッテイングをした状態で装着していただきます。
装着し不具合がなければそのまま試聴(日常生活での試使い)していただきます。
このタイミングでは「聞こえ」に関する脳の部分が衰えていることが多いので、いきなり以前のように快適な聴こえ方になることはあまりありません。
しかし、日常生活で使い続けていただく内に脳が再び活性化し音を聞き分けられるようになってきます。
2回目以降の受診では試聴した感想を基に、さらに細やかなフィッテングを行います。
補聴器の購入は勿論自由で、試聴して不満があると思われる場合は購入せず、そのまま遠慮なく返却していただければ結構です。
当院では、耳垢の除去・聴力検査・補聴器のメンテナンスを定期的に行っていき患者さんの「聞こえ」を良くし健康的な生活のお手伝いをします。
障害者自立支援法指定店・認定補聴器技能者
田 川 裕 一 /(経験年数35年以上)
と共にすすめて行きます。