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【Bスポット療法(EAT:イート)】

【Bスポット療法(EAT:イート)】

■上咽頭炎とは

上咽頭は鼻の一番奥の突き当たりにあります。
上咽頭の一部にはリンパ装置があり免疫細胞
(ウィルスや細菌などの外敵と戦う細胞)が集まっています。
風邪のときにウィルスや細菌と免疫細胞が戦うと炎症が起こり上咽頭炎になります。

■急性上咽頭炎と慢性上咽頭炎

急性は症状も強く、見た目も激しいです。
のみ薬で治ります。

写真をご覧ください。
赤くて膿がたくさんついています。

急性上咽頭炎A

慢性上咽頭炎はわかりにくく、
この症例では赤みはそれほどではないですし、かさぶたが少しついただけです。

症状もはっきりしないことが多いです。

慢性上咽頭炎B

■症状は

  • なんとなく、のどがおかしい。
  • のどに何か貼りついたような感じがする(のどの違和感)。
  • 鼻水がのどに流れてくる感じがするがのみ薬で治らない。
  • 強くはないがのどの痛みが続く。
  • 耳がつまった感じが続く、などです。

しかしここで難しいのは普通の風邪や咽頭炎(のどかぜ)、蓄膿症、アレルギー性鼻炎、中耳炎等でも上記のような症状が出ます。
このため、初診時では上咽頭を観察するファイバー検査が必要です

■塩化亜鉛塗布療法
(Bスポット療法:EAT〔イート〕)とは

慢性上咽頭炎の治療には、抗生物質などを含む飲み薬の治療では治すことが難しいことがあります。
これに対し、塩化亜鉛というお薬を上咽頭に塗るという治療があります。この治療法を塩化亜鉛塗布療法(Bスポット療法:EAT)といいます。
塩化亜鉛塗布(Bスポット療法)は通常、週に1~2回の頻度で、全体で10~15回程度を目安に行います。

治療の流れとご注意頂きたいこと:

塩化亜鉛塗布療法は、毎回の鼻の処置と合わせて行います。塩化亜鉛塗布療法によって、通常の保険診察以上に費用がかかることはありません。
〔保険医療適応です〕
ただし、週に1~2回の頻度で10回程度行なった後、内視鏡で上咽頭の改善状況を確認しますのでその際にも内視鏡検査の費用がかかります。

慢性上咽頭炎の治療には、抗生物質などを含む飲み薬の治療では治すことが難しいことがあります。
これに対し、塩化亜鉛というお薬を上咽頭に塗るという治療があります。
この治療法を塩化亜鉛塗布療法(Bスポット療法:EAT)といいます。
塩化亜鉛塗布(Bスポット療法)は通常、週に1~2回の頻度で、全体で10~15回程度を目安に行います。

治療の流れとご注意頂きたいこと:

塩化亜鉛塗布療法は、毎回の鼻の処置と合わせて行います。
塩化亜鉛塗布療法によって、通常の保険診察以上に費用がかかることはありません。〔保険医療適応です〕
ただし、週に1~2回の頻度で10回程度行なった後、内視鏡で上咽頭の改善状況を確認しますのでその際にも内視鏡検査の費用がかかります。

■治療に伴う痛みについて

大きな綿棒で上咽頭に直接お薬を塗るので痛みを伴います
炎症が強ければ強いほど痛みも強くなります。さらに炎症が強い場合は綿棒でこすった際に出血することもあります。
しかし、出血するといっても唾液に少し混ざる程度で心配はいりません
症状が快方に向かうにつれて痛みや出血も無くなっていきます。

治療の一例です。上咽頭の赤みが減ってかさぶたも減少しています。

治療の一例です。
上咽頭の赤みが減ってかさぶたも減少しています。

  • 【慢性上咽頭炎:治療前】B
  • 【慢性上咽頭炎:治療中】C
  • 【慢性上咽頭炎:治療後】D

Bスポット治療は安全な治療ですが
症状の改善度合は患者さんによって違います。

Bスポット治療は安全な治療ですが症状の改善度合は患者さんによって違います。