- 身近な例ではかぜや扁桃炎や鼻副鼻腔炎(ちくのう症) 、喫煙、声の使いすぎなどでも感じることがあります。
咽喉頭異常感
(中年期以降の女性に多いです)
- のどの違和感 ・のどのひっかかり ・のどがつまる感じ
- 痰がからむけど痰がでない など
発声・呼吸・飲み込みと3つの機能をすべて行うためにのどはとても敏感にできています。このためわずかな異常でも感じることがあります。
異常感を引き起こす病気はたくさんあります。
- ファイバー検査でのどの癌を否定することはとても大切です。
- 必要に応じて採血:甲状腺機能のチェック。
- 内科に胃カメラをお願いすることもあります。
- 胃食道逆流症
咽喉頭異常感を引き起こす代表格として胃食道逆流症があります。
これは胃内容物(胃酸)が食道やのどへ逆流することで様々な症状を引きおこす病気です。
食生活の欧米化にともない多くなっています。
症状は異常感、せき、のどの痛み、胸焼け、胸の痛みやつかえ感、声がれ、口やのどのすっぱい感じなどです。
- 喉頭アレルギー(のどのアレルギー)
花粉症などアレルギー性鼻炎は広く知られていますが、のどにもアレルギーが起こります。花粉やハウスダストによるのどの違和感やかゆみ、つまった感じ・せきが喉頭アレルギーです。花粉症の季節になるとのどがイガイガする。
ふとんに入ったらのどがかゆいなどです。
- 癌(がん)
咽喉頭異常感症で受診されるかたのうち2〜4%と頻度は少ないですが、咽頭癌、喉頭癌、食道癌、甲状腺癌などが隠れていることもあります。
- 他には、甲状腺機能異常、口内乾燥、加齢>鉄欠乏性貧血でも生じます。
上記原因に合わせて治療を行います。
のみ薬が中心です(胃酸分泌抑制薬、漢方薬、鉄剤、抗アレルギー剤、抗菌剤、消炎剤などの組み合わせ)。
当院は症状や状態に応じてBスポット療法を行うことがあります。
Bスポット療法について詳しくはこちら。
※Bスポット療法は通常の治療に加えて補助的に行う治療法です。