慢性副鼻腔炎（蓄のう症）の症状と治療

鼻の病気について

慢性鼻副鼻腔炎【大人】（まんせいびふくびくうえん）

副鼻腔の炎症が2〜3か月以上続いた場合、慢性鼻副鼻腔炎と診断します。炎症が長く続くことにより、副鼻腔の粘膜が腫れる、また副鼻腔に膿がたまります。鼻たけ（=鼻ポリープ）ができることもあります。
また頻度は少ないですがカビ＝真菌が原因のこともあります。

鼻づまり、色のついた鼻水、痰がらみの咳、後鼻漏（鼻水がのどにたれてくる）などとともに頭痛、頬（ほお）の痛み、顔の圧迫感などをおこします。

ナース

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基本は飲み薬です。マクロライド系の抗菌剤を少量（1日1錠）で長期内服します（2〜3ケ月が目安です）。
抗菌剤ではありますが、長期投与を行っても副作用はまれであり、日本国内で一般的に使われています。鼻水の粘性をさげる薬も併用します。この治療でなかなか症状が改善しないこともあります。その場合は手術が必要になります。適切な病院をご紹介いたします。

参考図